物件探しとおっぱい

12月22日(日)

10時半からベルナデッタ(母)と不動産屋。5年ぶりに父と別居するので、新しい部屋を探しに行った。弟と、犬、猫も連れていく。

わたしの子育てに父は参加してほしくない。まだおなかにいる彼or彼女にはわたしのような、大人に気をつかう悲しい子どもになってほしくないので。

ちなみに、父にはまだ別居することも話していないけど部屋はもう今日決めてしまった。

わたしと母に、いざという時の行動力があるのは昔からのことだ。普段は腰が重いが、やろうと決めたらすぐにやる。いいところだと思う。なんでも、やったもん勝ちだ。

不動産屋の担当の人は、すごくどもってて、営業向きじゃないなあと思った。でも仕事をちゃんとこなして偉い。きっと自分でも吃音のことを気にしているんだろうな。

5年ぶりといっても、わたし自身は高校を卒業してからひとり暮らしをしてみたり、祖父母家に住んだり、その時々でつきあっている彼氏の家を転々としていたので、実質父といっしょに暮らしたのは婚約破棄されて実家に戻ったこの2〜3ヶ月ほどだけだ。それでもう無理ってなるのだから、やっぱり無理なのだ。どうにかして縁を切りたい。薄情な娘だと言われても、わたしとわたしの子どもの精神面のほうが大事である。

なぜ父が嫌かって、それはもう数え切れないほど理由はあるけれど、いちばん分かりやすい例を挙げるなら「地元のスーパーで有名なクレーマーだから」だ。恥ずかしくていっしょに外なんて歩けない。いっしょに外を歩いてなくても、同じ犬を散歩してたら家族だとバレる。あんなキチガイの娘だと思われたくない。

わたしのことをキチガイと言ってきた人間も過去にいるので、わたしも誰かから見ればキチガイなのかもしれないけど、とにかくあの父のキチガイレベルは半端ない。わたしでも引く、恥ずかしいと思うほどのキチガイなんです。彼には全く自覚がないらしいから怖い。ほんとうにもう、もう耐えられない。23年間、どうにか親だと認めようと思ったけど、無理だ。血の繋がりは認める。顔も似てるし。でももういっしょに暮らしたり、にこにこ話したりするのは、イヤだ。わたしは充分がんばった。蛙の子は蛙ではないと言いたい。

そのあと、大学で卒業論文口述試験があったので行った。担当教授は優しい。全然まともなこと述べられてないと思うけど気持ちよく終わった。

あとは1月にいくつか残ってる単位のテストをクリアすれば卒業できる。

 

たまに店番のお手伝いしてる下北沢の骨董品屋に久しぶりに顔を出した。店長のイくんは韓国人。日本語がすごく上手。優しいけど、本心のわからないひとだなあとずっと思ってる。ここに関してはわたしの勘ぐり深すぎる性格のせいだと思う。社長には内緒ね、と言って妊娠祝いにわたしが気に入ったセリーヌの財布(中古)をくれた。4800円。得したなあ。イエスキリストの可愛いカードを買って、ちょこっとメッセージを書いて、カレー屋のほうの社長のプレゼントに入れて持って行った。バイトの掛け持ちなんて少し前じゃ考えられなかったけど(すぐ疲れちゃうので)、今のところはみんないいひとたちなので楽しい。人の気持ちがわかるひとたち。わたしが傷つかないで働ける環境っていうのはすごい。誰も、誰かの悪口を言ったりしない。

夜は、不動産の内見中に車の中からとんかつ屋の看板が見えるたびに「とんかつ食べたい」と言っていたわたしのために、母がとんかつを作ってくれた。美味しい。えらそうだけど、母の料理の腕はここ数年であがったと思う。昔はあまり美味しいと感じなかった。

25日のクリスマスは、弟の18歳の誕生日なのでわたしが夜ご飯をつくる。なにをつくろうか楽しみ。

夜中、お風呂に入って鏡を見て、ほんとうにおっぱいが小ちゃいな(というか無い)と思ったんだけど、それよりおなかの大きくなるのが早くてすごい。絶対になにか入っているおなか。

さて、こんな小ちゃいわたしのおっぱいから母乳がピューっと出るのかな。妊娠すると大きくなると聞いてたけど、雀の涙ほどですよ。ちょっっ…とだけ大きくなったかもしれないけど、多分みんなが街中で上半身裸で歩いててもわたしより小ちゃいひとを見つけるの難しい。もし、母乳が出にくかったとしてもあんまり悲観しないでミルクで育てよう。母乳がいちばん!母乳で育てるべき!と意固地になっているママたちの気持ちは、まだ子どもを産んでいないわたしには理解できないのだけど、とにかく、わたしはわたしのおっぱいに、期待しちゃいけない。ひとはひと、わたしはわたし。

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